揚重

クレーン選定の準備計算

2026年12月1日から有料になります(¥1,200 買い切り)詳しく

メーカー性能表を引くための数字(必要総荷重・必要揚程の積み上げ・ブーム長/起伏角)を出します。機種の可否判断はこのページでは行いません。

安全上の重要事項

本ページは性能表を引くための準備計算です。機種の選定・可否判断は、必ず使用する実機の定格総荷重表で行ってください
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作業半径はどこからどこまで?

概念図・実機寸法ではありません

吊り荷旋回中心作業半径 R✕ アウトリガの先端(荷側も反荷側も)・車体の端からではありません○ 旋回中心から荷の中心までの水平距離です
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必要揚程の積み上げ

この4つの合計が 必要揚程 H です。直接入力ではなく内訳から積み上げます。 図の番号バッジと、下の入力欄の番号バッジが対応しています。

据付先スラブ障害物吊り荷フックブーム先端地面(クレーンを据える面)1建物・据付先6 m4越え代・上部余裕1 m2荷+玉掛用具2 m3シーブ下がり1.5 m合計 H = 10.5 m※ ④は障害物の高さではありません。障害物を越えるために荷の下に残す余裕です。※ 帯の長さは入力値の比で描いた概念図です(実寸ではありません)。※ 積み上げの順序を入れ替えても合計(必要揚程 H)は変わりません。
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段出しと実機ブーム長

段の呼び方も1段あたりの長さも機種ごとに違います。段出しの選択は控え用のラベルで、計算を動かすのは下の実機のブーム長だけです(段数から長さは推定しません)。

ブームフット(旋回中心付近)ブーム先端実機のブーム長 L※ 縦線は段の境目のイメージです(段数・長さは機種ごとに違います)。※ 段数から長さは推定しません。実機表示・性能表の長さを入力してください。
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性能表・機体表示の実際のブーム長を入れると、起伏角 θ = acos(R ÷ L)、到達揚程 = √(L² − R²) で届くかどうかを判定します。0 のままなら、必要ブーム長の目安 √(R² + H²) と atan(H ÷ R) を出す従来の使い方です。

作業姿勢の概念図

実機の寸法・能力ではありません

θ 52.7°L 13.2m作業半径 R 8m揚程 H 10.5m旋回中心アウトリガ

※ 関係を掴むための概念図です。車体・アウトリガの形は固定の絵で、実機の寸法とは無関係です。 起伏角 θ は旋回中心とブームフットの水平オフセット・フット高さを 0 とした概算のため、実機はフット高さの分だけ到達揚程が変わります。必ず性能表の作業半径で確認してください。実機のブーム長を入れると、必要揚程の破線と到達高さを比べられます。

クレーン選定の準備計算

計算結果

必要総荷重(荷+吊具)

2.2t
必要総荷重
2200kg
必要揚程 H(積み上げ合計)
10.5m
└ 建物・据付先の高さ
6m
└ 荷の高さ+玉掛用具
2m
└ フックのシーブ下がり
1.5m
└ 越え代・上部余裕
1m
必要ブーム長の目安 √(R²+H²)
13.2m
起伏角の目安 atan(H÷R)
52.7°

⚠️ 注意

  • 必要ブーム長は √(作業半径² + 揚程²) の幾何値です。ブーム根元高さ・上部余裕は含まない目安です
  • 実機のブーム長を入力すると、その姿勢で必要揚程まで届くかを判定します
  • ブーム起伏角度は旋回中心とブームフットの水平オフセット・フット高さを0とした概算です。実機は性能表の作業半径で確認してください
  • 定格総荷重にはフック等つり具の質量が含まれる(吊り荷質量と直接比べない)
  • 荷を吊るとブームがたわみ、作業半径が伸びるだけでなく先端が下がって届く高さも減る(メーカー性能表は たわみ込みの値)
  • 『定格の80%以内で計画』等の余裕率は法令値ではなく元請・社内基準。必ず現場の基準を確認
  • アウトリガーは最大限張出しが原則(クレーン則70条の5)
計算式・参考文献+

必要総荷重 = 吊り荷質量 + 吊り具合計質量、必要揚程 H = 建物・据付先の高さ + (荷の高さ+玉掛用具の長さ) + フックのシーブ下がり + 障害物の越え代・上部余裕、必要ブーム長の目安 ≒ √(作業半径² + H²)、ブーム起伏角度 ≒ atan(H ÷ 作業半径)、実機ブーム長 L を入力した場合は 起伏角 θ = acos(作業半径 ÷ L)、到達揚程 = √(L² − 作業半径²)

2つの使い分け

メーカー性能表の読み方

性能表は アウトリガ張出量 × ブーム長 × 作業半径 の3つで引き、 交点に書かれた 定格総荷重 を読みます。

この数字で性能表を引く手順

  1. 現場で アウトリガをどこまで張り出せるか を決め、その張出し量の表を選びます。
  2. 必要揚程 H(積み上げ)と作業半径 R から、必要ブーム長の目安 以上のブーム長の行を選びます。
  3. その段出しにしたときの 実機のブーム長 を上の欄に入れ、 到達揚程が必要揚程 H を上回るか(届くか)を確認します。
  4. 作業半径 の列と交わるマスを読み、そこに書かれた定格総荷重が 必要総荷重 を上回っているかを確認します。
  5. 余裕率(元請・社内基準)を掛けても収まるか、収まらなければ半径を詰める・機種を上げるを検討します。

※ 本ページは 機種名・定格総荷重の数値・段ごとのブーム長を一切持ちません。 段出しにしたときの長さは、実機の表示・性能表から読んで入力する値です。